PET-CT検診をご希望の方へ

がん検診で最も重要なことは、がんを早期に発見し、早期治療につなげることです。

三沢市立三沢病院では、県南地域で初めてとなるPET-CTを導入し、早期の小さながんの発見や部位の正確な特定などの診断が高い精度でできるようになりました。

ご自身の健康管理のためにもPET検診をおすすめいたします。

PETがん検診の概要

PETとは

PETとは、Positron Emission Tomography(陽電子放射断層撮影)の略でポジトロン(陽電子)を放出するアイソトープ(放射性同位元素)で標識された薬剤(PET製剤)を注射し、その体内分布を特殊なカメラで映像化する新しい診断法です。
当院では、部位の正確な特定が可能で精度の高い画像診断が得られる最新鋭のPET-CTを導入しています。
検査は、まず静脈注射をした後、薬剤が全身に分布するまで約1時間ほど待ちます。 撮影時間は約30分です。


PETがん検診Q&A
Q:従来の検診と比較してがんの発見率は?

A:他の検査との比較では、PET-CTがん検診は、肺がんでは約20倍、大腸がん・乳がんでは約10倍の発見率があるともいわれています。また、検診機関のデータによると無症状の健診者に対してがん発見率が1~2%と非常に高い数値を示しています。これは、従来の健康診断のがん発見率0.1~0.3%に比べると非常に高い発見率といえます。

Q:PET-CTがん検診の利点は
A:検査の方法   1回の検査で全身を検査
  検査の痛み   苦痛を伴わない(検査のための注射を除く)
  がんの発見率  1,000人に10~25人
  早期がん発見  非常に優れている
  • PETは、大腸がん、肺がん、乳がんなど、数多くのがんを発見できますが万能ではありません。
  • 特に使用する薬剤(PET製剤)が尿として排泄されるため、腎臓や膀胱などのがんは検出が困難です。
  • PET-CT検査1回の被ばく量は9~18mSv(ミリシーベルト)です。(胃のバリウム検査の被ばく量は約4.0mSvです。)
  • 炎症性疾患(胃炎や咽頭炎など)、甲状腺腫や大腸腺腫などの良性疾患に薬剤の集積が認められる場合があります。
  • 悪性度の低いがんや一部ががん化しているなどがん細胞の占める割合の少ない腫瘍は検出されない可能性があります。
  • 5mm以下の小さな腫瘍は装置の解像度の限界を超えるため検出が困難です。
  • PETによる画像診断は、上記のような限界もあり、がんを100%診断し得るものではないことをご理解ください。
  • 糖尿病で空腹時血糖値が200mg/dl以上の場合、画像に悪影響を及ぼすことがありますので、 該当する方は事前に主治医とご相談ください。なお、糖尿病以外の薬は指示がない限り普段通り服用してください。
  • 実施日時 毎週月~金曜日(祝祭日を除く)
  • 料金 通常料金   95,000円(税抜)
        団体割引料金(5名以上) 85,000円(税抜)

PET-CT検査をお受けになる患者さんへ(健診用)(2022年2月更新,MicrosoftWordファイル)

PET-CT検査申込みの流れ(検診の場合)

  1. 電話又は直接申し込み
  2. ご予約案内資料を送付
  3. 受診予約の再確認
  4. 検診料金の支払い
  5. PET-CT検査
※ 予約日時に忘れずに来院してください。
来院されなかった場合は取り寄せた薬剤の費用を負担していただきます。

PET-CT検査の流れ

受付から終了までは約3時間ほどです。

  1. 薬剤であるブドウ糖(FDG)を静脈に注射します。
  2. 体内に薬剤が十分行き渡るように、1時間程度安静にします。
  3. 専用トイレで排尿後、PETカメラで全身を撮影(約30分)します。
  4. 撮影終了後、待機室で休んで頂きます。(30分程度)
  5. 撮影した画像をもとに専門医が読影し、診断します。

検査結果のお知らせ方法

検査当日は結果がでません。 検査結果はご希望先に郵送いたします。 医師による診察及び結果説明はありませんのであらかじめご了承ください。

なお、検査結果郵送に1週間程度かかります。

PET-CT検査の手続き

直接、下記受付にご連絡ください。ご都合の良い日を相談の上、検査スケジュールを決定します。

三沢市立三沢病院 PET-CT画像診断センター
TEL:0176-53-2161(内線1270)

お問い合わせ

三沢市立三沢病院 PET-CT画像診断センター
TEL:0176-53-2161(内線1270)

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